キャリアコンサルタントの養成に対する政府の取り組み

キャリアコンサルタントの養成に対する政府の取り組み

キャリアコンサルタントの養成に対して日本政府がどのような取り組みをしているのか気になるかもしれませんが、基本的には国家資格にしたり助成金などを出して資格を取得しやすいようにサポートをしている特徴があります。
なぜそのようなことをするのか気になるかもしれませんが、基本的にキャリアコンサルタントは人々のキャリア形成についてアドバイスする役割を担っています。
そのような人材を増やすことで、適材適所に人員配置を目指すことが可能です。
日本では終身雇用などで同じ会社でずっと働き続けるような人も過去は少なくありませんでしたが、そのようなことをすると生産性が落ちてしまうので注意が必要になります。
生産性を向上したいと考えているのであれば、基本的に適材適所で働く状態を目指さないといけないです。
そのときにサポートするのがキャリアコンサルタントになりますから、日本政府としても重宝している存在になりますから、今後も活躍する人が増えていくと考えられます。

キャリアコンサルタント養成講座には助成金もある

キャリアコンサルタント養成講座には助成金もあります。
正確には教育訓練給付金と呼ばれるもので、一定の条件を満たすことで国から最大で学費の7割が戻ってくる仕組みになっています。
働く人の教育訓練をこのような形でサポートすることが適切だという国の政策によるものであり、キャリアコンサルタント以外にも多くの教育訓練プログラムがこの対象とされています。
対象となる人は、雇用保険に通算で2年以上加入している人ですので、規模の大小にかかわらず2年以上企業に雇用されて働いている人は含まれることになります。
実際に支給される時期ですが、所定の講座受講を完了した時点で学費の5割、そして資格試験に合格した時点で2割です。
いくら受講しても完了したと認められなかった場合には一切支給されませんし、完了した場合であっても資格試験に不合格となった場合には残りの2割は支給されませんから、頑張らないと自己負担が増えるというある意味で厳しい仕組みになります。

著者:戸崎常男

筆者プロフィール

福岡県福岡市生まれ。
キャリアコンサルタントとして長年大手企業に勤務。
キャリアコンサルタントに関する記事をネットで書いています。